「3時に出たいんだけど、良い?」
金曜の夜残業になら無い様に急いで仕事を終わらせ家に戻り
海へ行く支度をし終えた20時。私は布団に入る準備を整え
彼に連絡を取ると、彼はそう言った。
アサイチ。
彼は本物のサーファーだった。
無風状態の朝イチの海には鏡の様にきれいで美しい波が立つ。
その波を誰にも渡したくないのだ。
誰もいない海に一番乗りしたいのだ。
そしてその日も、もちろん一番乗りだった。
その時の嬉しそうな彼の笑顔は、今も心に焼きついている。
金曜の夜残業になら無い様に急いで仕事を終わらせ家に戻り
海へ行く支度をし終えた20時。私は布団に入る準備を整え
彼に連絡を取ると、彼はそう言った。
アサイチ。
彼は本物のサーファーだった。
無風状態の朝イチの海には鏡の様にきれいで美しい波が立つ。
その波を誰にも渡したくないのだ。
誰もいない海に一番乗りしたいのだ。
そしてその日も、もちろん一番乗りだった。
その時の嬉しそうな彼の笑顔は、今も心に焼きついている。
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